30.雨に濡れて

作词:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

冷たい雨に濡れながら さまよう仔犬みたいに
わたしは舍てられたのね 理由(わけ)も话さず
行きかう人は急ぎ足 家路をたどるけれども
わたしは雨の街角たたずむ
あの日のようにあなたもう一度だけ
わたしの唇をふさいでほしい
そして嘘だとわたしのこの身体(からだ)
息も出来ないぐらい抱いてよ
冷たい雨に伞の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街

冷たい雨は降り续く 泪がかれるときまで
わたしのこの悲しみを 知るように
あの日のようにあなたはもう一度だけ
わたしの耳もとで名前を呼んで
そして嘘だとわたしのこの发に
そっと指をうずめて抱いてよ
冷たい雨に伞の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街